代行会社の提案書と、ツールの機能一覧を横に並べて、比較表を作ってみた。行はきれいに埋まったのに、どちらを選ぶかの決め手だけが出てこない——フォーム営業(企業サイトの問い合わせフォームから営業の連絡を届ける手法)の発注を検討する場面で、この行き詰まりはよく起きます。
決め手が出てこないのは、情報が足りないからではありません。比較表の行が、送信の作業とその周辺だけで埋まっているからです。フォーム営業という仕事は、宛先の条件を決め、リストにし、一社ごとの文面を作り、送り、返ってきたものを受け止める——という5つの工程でできています。見積もりの明細に現れるのは、そのうちの一部です。
この記事では、代行とツールを「送信の作業を誰がやるか」で分けるのをやめ、比較表に出てこない3つの軸——工程の分担・実際に送れる数・反応が返ってきた後の担当——で選ぶ方法を整理します。読み終えたときに手元に残るのは、見積もりを比べる前に埋めておく6つの質問です。宛先条件の設計から送信・記録までを私たちがどう分担しているかは、サービス資料にまとめています。
相見積もりで決め手が出てこないとき、比べているのは送信作業だけになっている
フォーム営業の発注先を検討するとき、選択肢はたいてい二つの言葉で語られます。送信の実務を外部が引き受ける「代行」と、送信の仕組みを自社で使う「ツール」です。この二つを分けている境目は、送信の操作を誰がやるか、という一点にしかありません。
だから比較表を作ると、行はその一点の周辺に集まります。何件送れるか、どの業種に対応できるか、文面に差し込める項目はいくつあるか、送信の作業まで引き受けてもらえるか。どれも数えられる項目であり、提案書に書きやすい項目です。見積もりに載るのは、数えられるものだけだからです。
ところが、発注を決めるときに知りたいのはそこではありません。知りたいのは「これを入れたら、社内の仕事はどれだけ変わるのか」です。送信の操作を外に出しても、送る相手を決める仕事と、返事を受け止める仕事が社内に残るなら、変わるのは一部だけです。逆に、社内では誰も手をつけられていなかった仕事まで引き受けてもらえるなら、変わり方は大きくなります。比較表の行にその情報がない以上、行をいくら埋めても決め手は出てきません。
決め手は、比較表の外に置き去りにされています。
もう一つ、比較表が決め手を隠してしまう理由があります。並べた項目のうち、どれが品質に効く軸で、どれが効かない軸なのかが、表の上では区別されないことです。件数の欄も、差し込み項目の欄も、同じ幅の列として並びます。読み手は自然と「多いほうが良い」と読みますが、この後の節で見るとおり、多いほど良いとは限らない軸が混ざっています。表という形式そのものが、判断を平らにならしてしまうのです。
実務では、この行き詰まりが社内説明の段階で表面化します。「どちらでもよさそうに見えるが、なぜこちらなのか」と聞かれて、答えが件数の多寡しか出てこない。件数で説明した提案は、次に件数の多い提案が現れた瞬間に覆ります。選定の軸が送信作業の側にあるかぎり、その順位は簡単に入れ替わります。
厄介なのは、代行とツールの境目そのものが、実際には連続していることです。送信の操作だけを引き受ける提案もあれば、リストの抽出まで含む提案、条件の設計から結果の整理まで含む提案もあります。どれも「代行」と呼ばれますし、送信の画面を発注側に開放する形をとれば、同じ提案が「ツール」とも呼べます。二つの言葉は、引き受ける範囲を区別する言葉ではありません。範囲を区別しない言葉で選択肢を二分したところから、比較表のずれは始まっています。
フォーム営業は5つの工程でできていて、見積もりに出てくるのはそのうち2つだけ
比較表の外に置き去りにされているものを拾い上げるには、フォーム営業という仕事を工程に分けるところから始めます。分け方は、実際に手を動かす順番に沿えば足ります。
最初の工程は、宛先条件の設計です。誰に送るのかを、社名の一覧としてではなく条件の言葉にする作業がここに当たります。次が、リスト化と母数の確定。決めた条件を実在する企業に当てて、実際に何社へ送れるのかを確かめます。三つめが文面の生成で、挨拶文・前文・後文にあたる固定枠を用意したうえで、一社ごとに変える部分を作ります。
四つめが送信の実行です。フォームに入力して送り、送信できなかった分を切り分けて処理します。最後が記録と改善で、送った内容と返ってきた反応を残し、次の条件設計へ戻します。
工程の重さは、均等ではありません。私たちの実務の感覚では、いちばん時間を食うのは最初と最後——宛先条件の設計と、記録を次に活かす作業です。条件の設計は「どの業種に送るか」を決めれば終わるものではなく、その業種のどんな状態にある企業を狙うのかまで降ろして、はじめて送る相手が決まります。記録のほうも、送信のログを保存すれば終わりではありません。どの条件で選んだ相手が読み、どの条件で選んだ相手が読まなかったのかを、次の条件設計に戻せる形で残す必要があります。
そして、この最初と最後の二つは、見積もりの明細にいちばん現れにくい工程でもあります。数えられないからです。「条件設計 一式」と書かれていても、その一式に何が含まれるのかは、聞かなければ分かりません。5つを並べたうえで見積もりを読み直すと、明細に対応づけられるのは四つめと、三つめの一部であることが多い——これが、比較表の行が偏る理由です。
書かれていない工程は、消えたわけではありません。誰かがやらなければ、フォーム営業は成立しないからです。書かれていない工程は、そのまま自社に残ります。
同じことは、選択肢の並べ方にも表れます。「代行かツールか」の二分法は、5つの工程のどこを外に出しているかを区別しません。送信の操作だけを外に出す選択肢と、条件の設計から記録まで外に出す選択肢が、同じ言葉で語られてしまいます。そこで、二つの軸——自社にどれだけ工数が残るか、宛先の条件がどれだけ精密になるか——で置き直すと、よくある選択肢は次のように散らばります。
この地図の上では、「代行」と「ツール」は縦にも横にも並びません。送信の操作を外に出しても宛先の条件が粗いままの位置がありますし、道具を自社で使いながら条件を精密にしていく位置もあります。選ぶときに見るべきは、提案の呼び名ではなく、その提案が地図のどこに立っているかです。
私たちのサービスでは、5つの工程のうち、条件の設計・リストの抽出・文面の生成・送信・記録を運営側が実行し、発注側にお願いするのは条件とリストの承認、そして固定文面の承認の2つです(送信までの工程での話で、届いた返信への対応は発注側に残ります。後の節で触れます)。どの工程で何を決め、何が仕上がるのかは、実行の5工程としてサービス詳細に公開しています(区切り方はこの記事の5つとは別です)。ここでお伝えしたいのは私たちの分担そのものではなく、発注先を選ぶときには、この粒度で分担を書き出せる状態にしておくと迷いが減る、ということです。比較表に出てこない一つめの軸は、この分担そのものにあります。
「1件あたりいくらか」で並べると、判断を誤る
工程の分担が書き出せると、次にやることは決まります。見積もりを、同じ土俵に乗せ直すことです。
よく使われるのは「1件あたり」に換算して並べる方法ですが、この換算は二か所で壊れます。一つめは分母です。1件が、送信を試みた件数なのか、実際に送信できた件数なのか、返信が返ってきた件数なのかで、同じ数字の意味はまったく変わります。分母の定義が提案書に書かれていないまま並べると、性質の違う数字を横一列にしてしまいます。
二つめは、明細の外側です。提示された数字は、その提案が引き受ける範囲に対する数字であって、フォーム営業を回すために必要な仕事の総量に対する数字ではありません。引き受けられない工程は自社に残り、そこには社内の人の時間がかかります。時間は見積書に印字されないので、比較表の上ではゼロとして扱われます。
見積もりの数字が小さいことと、社内の負担が小さいことは、別のことです。
揃え方の手順は、そう複雑ではありません。
- 5つの工程を1行ずつ書き出し、それぞれが見積もりに含まれるかどうかを提案元に確認する
- 含まれない工程を、自社の誰が、どれくらいの頻度で担当するのかに置き換える
- そのうえで、両方を足した総額として比べる
この手順を踏むと、比較表の行そのものが変わります。「何件送れるか」の行は残りますが、その隣に「この件数を作るのは誰か」の行が並びます。「差し込める項目はいくつか」の行の隣には「その項目を選ぶ条件を決めるのは誰か」が並びます。行が増えるので表は複雑に見えますが、決め手はこの増えた行のほうに現れます。
総額で見るという言い方に、身構える方もいます。社内の工数まで持ち出せば、どんな提案でも重く見えてしまうのではないか、と。ただ、ここで足したいのは見積書の続きではありません。「この工程は、来月の誰の時間に載るのか」を確かめることです。載せる先が見つからない工程があれば、それは発注後に止まる工程です。数字を比べる前に止まる場所を見つけておくほうが早い、と私たちは考えています。
総額で見ると、向き不向きもはっきりします。フォーム営業が噛み合うのは、法人向けの商材で、買ってくれる相手の条件を言葉にできて、一件の受注が5つの工程を回す手間に見合う場合です。逆に、個人向けの商材、相手を条件で絞れない商材、返信を受け止める人がいない体制では、どの発注先を選んでも工程のどこかで止まります。ここは提案の優劣ではなく、前提が合っているかどうかの問題です。合っていないと分かったなら、比較表を作り込む前に検討をやめられます。
私たちがご相談を受ける場面で目立つのも、数字の読み違いより工程の落下です。条件の設計を「発注先がやってくれるはずだ」と考えていた側と、「先方から条件をいただく前提だ」と考えていた側が、最初の週にすれ違う。落ちる工程は決まっていて、たいていは最初(宛先条件の設計)と最後(記録を次に戻す作業)です。見積もりの明細に現れにくい工程が、そのまま担当の決まらない工程になります。
もう一つ、換算の前に確かめたいことがあります。1件の送信が、どの水準の仕事を指しているのかです。条件に合う企業を選び、その企業について調べ、調べた内容を文面に反映して送る一通と、抽出したリストへ同じ文面を流す一通は、同じ「1件」として数えられます。数え方が同じでも中身が同じとは限らない——この一点を確認しないまま換算すると、比較の精度は上がらないまま数字だけが精密になります。
差し込める項目の多さは、品質の指標にならない
比較表に必ずと言っていいほど現れる行に、「文面に差し込める項目の数」があります。社名、担当者名、業種、直近の出来事——差し込める箇所が多いほど、一社ごとに合わせた文面が作れる、という理屈です。この行は、多いほうが優れているように見えます。
ところが、個別化の度合いと反応の関係は、そう単純ではないことが分かっています。White ら(2008)は、消費者向けのメール勧誘を対象にした2つの研究で、高度に個別化されたメッセージが受け手に反発(パーソナライゼーション・リアクタンス)を生む条件を調べました。反発が生じるのは、そのオファーが自分の状況に合っている理由を、送り手が明示していないときです。理由が示されないまま高度に個別化された文面は、受け手が好意的に応じる意向を下げる方向に働きました。この効果は主に、そのサービスの効用が自分にとって低いと感じている受け手で現れ、効用を高く感じている受け手では、正当化の重要性は下がっています。ただしこれは消費者向けのメール勧誘を対象にした研究であり、フォーム営業そのものを扱ったものではありません。私たちはこれを効果の保証としてではなく、「個別化には理由の提示が伴わないと逆に働きうる」という条件の手がかりとして参照しています。
この知見を選定の側に引き取ると、「差し込める項目の数」という行の意味が変わります。項目が増えても、増えるのは文面に載る事実の数であって、その事実をなぜこの会社に向けて書いたのかという理由ではありません。理由は、差し込みの機能から生まれるものではなく、その企業をどの条件で選んだかから生まれます。
差し込みの数は、正当化の数ではありません。
つまり、差し込み項目の多さは、比較の軸としては空回りします。項目を10個差し込める仕組みでも、宛先を業種と規模だけで選んでいれば、書けるのは相手にとって既知の事実の羅列です。逆に、選んだ条件が「直近で採用の募集職種を広げている」であれば、差し込める項目が少なくても、なぜこの会社に送ったのかは一文で伝わります。文面の見た目は前者のほうが個別化されて見えますが、受け手が受け取る情報量は後者のほうが多い、という逆転がここで起きます。
選定の場面で確認するとしたら、質問はこうなります——「差し込む項目は、どの条件で選んだ結果を指していますか」。この質問に答えが返ってくるかどうかは、その提案が宛先の設計まで踏み込んでいるかどうかの、簡単な確かめ方になります。項目の一覧しか返ってこないなら、宛先の設計は自社に残る工程だと考えておくのが安全です。
同じ理屈は、対応業種の広さにも当てはまります。広く対応できることは、その提案が自社の商材に合っていることを意味しません。むしろ、どの業種に向いていて、どの業種では成果が出にくいのかを言える提案のほうが、宛先の設計を実際に経験している可能性が高い、と私たちは考えています。ここでも、多い・広いという読み方が判断を鈍らせます。
文面そのものをどう組み立てるか——固定枠と可変部の分け方、絞り込んだ理由を一通の文面へ落とす手順——は、この記事では立ち入りません。「フォーム営業の文面の書き方」にまとめてあります。ここで持ち帰っていただきたいのは、比較表の中に「多いほうが良い」と読めてしまう行が混ざっている、という一点です。それは軸ではなく、軸に見える行です。見るべきは条件の数ではなく、条件の性質です——どんな会社か(属性)に、いま何をしているか(行動)が重ねられているかどうか。
送信できる数は、リストの件数とは別物
二つめの軸は、数です。提案書に「送信可能件数」として大きな数字が載っていることがありますが、その数字がどの段階の数なのかは、書かれていないことがあります。
条件に合う企業を抽出した時点の件数と、実際に送れる数のあいだには、連絡できる手段があるか、送ってよい相手か、すでに送っていないか、という段があります。何がどこで、なぜ減るのかという構造は「フォーム営業の送信リストの作り方」に書きました。
段を通るたびに数は減ります。ここで大事なのは、減る量を当てることではなく、減る場所が提案の中に用意されているかどうかです。減る場所が説明されない提案は、抽出した件数をそのまま送信できる件数として扱っている可能性があります。
数の話が選定の軸になるのは、それが期待値そのものを作るからです。件数が大きく見えるほど、社内の説明は通りやすくなります。ところが実際に送れる数が想定を下回れば、下回った理由を説明するのは発注した側です。発注前に段を確かめておくことは、発注後の自分を守る作業でもあります。
大きな数字ほど、どの段階の数なのかを聞いておく価値があります。
そして、段で減ること自体は損失ではありません。減る場所を説明できる提案は、発注後に止まる場所も少なくなります。この記事で持ち帰るのは、見積もりの前に投げる質問のほうです。
質問は三つです。「この件数は、どの段階の数ですか」「送れない相手は、どこで除かれますか」「除かれた相手は、次回以降どう扱われますか」。三つめは見落とされがちですが、除外が一度きりの作業なのか、案件をまたいで残る記録なのかで、運用の安全性は大きく変わります。一度きりの除外は、担当者が代わった時点で失われます。
ここまでの三つの質問は、本来は発注先に投げるものです。私たちのサービスでは、この確認を先にこちらから行い、送れない相手がどこで外れるのかも最初にお見せします。
反応が返ってきた後の担当は、発注前に決めておかないと止まる
三つめの軸は、送信の後ろ側にあります。見積もりは送信で終わっていても、仕事は返信から始まるからです。
返ってくるのは、前向きな返信だけではありません。資料を送ってほしいという依頼、担当者につないでよいかの確認、そして「今後の連絡は不要です」というお断りの申し出。どれも、受け取ったその日のうちに誰かが読み、返す必要があります。
ここで参考になるのが、マーケティング部門が生み出したリードを営業がどう扱うかを調べた研究です。Sabnis ら(2013)は、生み出されたリードの多くが営業のフォローを受けないまま消えていく現象を「セールスリード・ブラックホール」と呼び、その要因を分析しました。注目したいのは、原因を担当者の怠慢に求めていない点です。同研究は、リードの供給量そのものが営業担当の限られた時間と競合しうることを出発点に置き、リードの事前選別の質が、担当者のフォローの仕方と関係することを示しています。ただしこれは B2B 企業のマーケティング由来のリードと営業担当のフォローを扱った研究であり、フォーム営業の反応そのものを扱ったものではありません。
受け取る側から見ると、この工程の抜けは、送信そのものより印象を損ないます。問い合わせフォームに届いた営業の連絡に、こちらから返事を出したのに音沙汰がない。「今後の連絡は不要です」と伝えたのに、しばらくして同じ会社から次の連絡が届く。送りっぱなしの運用は、受け手の時間を二重に使わせます。フォーム営業が迷惑がられる場面の多くは、送ったこと自体よりも、この扱いの粗さに向いていると私たちは考えています。
そして、この工程は自動化されません。返信の内容を読み、温度感を判断し、社内の誰につなぐかを決めるのは人の仕事です。代行を選んでもツールを選んでも、ここは変わりません。フォーム営業を始めると、返信対応の時間が新しく発生します。
だからこそ、発注の前に決めておきます。誰が受けるのか、どの時間帯に見るのか、どこまでを一次対応で返して、どこから社内につなぐのか。あわせて、お断りの申し出をどう扱うかも決めます。担当者の記憶に置くのではなく、次回以降の送信対象から自動的に外れる仕組みに載せる——ここは人ではなく仕組みの側で持つべき部分です。私たちがどう実装しているかは「コンプライアンスへの取り組み」で公開しています。
決めておくことは、そう多くありません。返信を受け取る担当を一人決め、目を通す時間帯を決め、資料の送付・日程の調整・お断りという3種類の返信に対して、返し方の型をあらかじめ用意しておく。それだけで、届いた日に止まることはなくなります。手間の総量よりも、宛先が決まっていないことのほうが、この工程を詰まらせます。
選定の場面での質問は、一つで足ります——「返信とお断りの申し出は、どちらが、どの速さで受けますか」。この質問に答えを持っている提案は、送信の後ろ側まで運用として設計されています。答えが「発注側で受けてください」でも構いません。むしろ、そう明示されるほうが、社内の準備は進みます。答えが返ってこないまま発注すると、最初の返信が届いた日に、誰も決めていなかったことに気づきます。
まとめ
代行とツールの違いは、送信の操作を誰がやるかにあります。ただ、その一点で選ぶと、フォーム営業という仕事の残りの部分——宛先条件の設計、リスト化と母数の確定、記録を次に戻す作業、そして返信の受け止め——が、どちらの側の担当なのか決まらないまま発注が進みます。
比較表に出てこない軸は三つです。工程の分担、実際に送れる数、そして反応が返ってきた後の担当。差し込める項目の数や対応業種の広さは、多いほど良いと読めてしまう行であって、軸ではありません。
この三つを確かめるための質問を、見積もりを比べる前に埋めておきます。
確かめる軸 | 見積もりを比べる前に埋める質問 |
|---|---|
工程の分担 | この見積もりは、5つの工程のどれを含んでいますか |
工程の分担 | 含まれない工程は、自社の誰が担当しますか |
工程の分担 | 「1件」は、どの段階の1件を指していますか |
実際に送れる数 | 提示された件数から、送れない相手はどこで除かれますか |
実際に送れる数 | 除かれた相手は、次回以降どう扱われますか |
反応後の担当 | 返信とお断りの申し出は、どちらが、どの速さで受けますか |
次の一歩は、今日30分で終わります。紙でも表計算でもかまいません。5行の表を作り、左の列に工程の名前——宛先条件の設計、リスト化と母数の確定、文面の生成、送信の実行、記録と改善——を書きます。右の列には「自社/発注先/未定」を書き込みます。手元の提案書を見ながら埋めていくと、たいてい「未定」がいくつか残ります。残った行が、そのまま次の打ち合わせで聞くことです。
決め手は、比較表の行を増やすことでは出てきません。自社に残る工程が数えられたときに、はじめて選べるようになります。
出典
- White, T. B., Zahay, D. L., Thorbjørnsen, H., & Shavitt, S. (2008). Getting too personal: Reactance to highly personalized email solicitations. Marketing Letters, 19(1), 39–50. https://doi.org/10.1007/s11002-007-9027-9
- Sabnis, G., Chatterjee, S. C., Grewal, R., & Lilien, G. L. (2013). The Sales Lead Black Hole: On Sales Reps' Follow-Up of Marketing Leads. Journal of Marketing, 77(1), 52–67. https://doi.org/10.1509/jm.10.0047